2014年11月13日木曜日

エイジングして馴染む

エイジングのお話です。

エイジングとは、スピーカーやヘッドホンなどが、再生された時間に応じて音が変化していくことをいいます。

いや、今回はこっちではなくて革製品の話です。

わりと僕は、「使い込まれて変化していく」っていうことが好きです。
使い込まれたものはだいたいのものは良い。
手触りが独特の滑らかさを持つように感じます。

つかいこまれたものが良いってだけであって、ダメージ加工がされたり、ギターでよくあるレリックだったりはまったく興味ないです。

ということで、今回は革製品の話。といっても財布ですが。


m+ millefoglie tan。このmillefoglieという財布。その構造などで結構話題になることがあります。
小銭入れを、お札で巻き込むようなデザインになっているんですね。これが慣れると便利になってきまして、これ以外の財布を利用しにくくなってくるレベルであります。ファスナーなどがないため、ほとんど「壊れる」っていうこともない丈夫さ。カードも十分に入る構造になっています。

まぁそんなこんなでこの財布を血行使って3年目が終わろうとしています。
購入時に選んだ色はTAN、ヌメ革そのまま、というものです。上に表示されているように、真っ白なものでした。これが今では。




友人にきt……と言われかけることがありますが、愛着がわきすぎていて買い換える気になりません。もし買い替えるとしても同じシリーズのものにするとおもわれます。
使い込むうちに、角が丸くなっていき、どら焼きのようなおいしそうな形になっていきます。
色も個人的には焼き菓子のような色になっているかなぁと。
手触りもすべすべを維持しています。

ただ、ところどころ黒ずんでしまっているところをどう思うか、ということですよね。自分の中では、それらの黒ずみも歴史だと思ってそのまま使用していますが、どうにかして綺麗にしたい方もいるかもしれませんね。
見えないところに、折り目がついてしまっているのはちょっとした無念さはあります。この形が個性かなぁとも思い始めてしまう程度には溺愛しています。

個人的には、公式ページにあるエイジングのサンプル画像よりもずっと、良い形でエイジングされていると気に入っています。

なお、本来はちゃんとした手入れをすることによってもう少しきれいな形で残るとは思います。
公式サイトを御覧ください。

この財布を作ってくださいましたm+さんの公式サイトはこちらです。
http://m-piu.com/

このブランドの製品はカタログで見ていると非常に楽しく感じます。
可能ならばバッグもほしい……
http://m-piu.com/catalog/doppio2/

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